先日、「所さんの学校では教えないそこのトコロ」で
「柚子の木に裸で登る」という意味は?
というのをクイズにしていた。
すぐさまトゲがある木だから、無茶をするという意味かなと
わかった。
そういえば昔、自宅の庭にあった柚子の木にアゲハ蝶の幼虫が
付いてたことを思い出した。
その幼虫は木が小さかったせいか蛹になる時、木の枝で蛹にならず
塀や家の壁などに移動して蛹になることが多かった。
ある時、家の木戸の柱部分に蛹を作った幼虫がいた。
戸を開け閉めする度に振動で蛹が動きとても気になっていた。
そこで家に出入りする際、そぉっーと戸を開け閉めしていた。
その話を母親にすると母親もそのことに気づいていて
「私もよ。かわいそうだから刺激を与えないようにしてるわ。」
と言っていた。
しばらくして私が小学校から帰ってきて戸を開けようとすると
アゲハ蝶の蛹は抜け殻になっていた。
カサカサになった抜け殻を触りながら
母親に「アゲハが蝶になったみたいだよ!」
清々しい気持ちで報告した。
家族に守られて、姿こそ見ていないが初夏の空に舞った
アゲハ蝶はまた家の柚子の木に戻ってくるかなぁ・・・
と祈っていた幼い頃の記憶が蘇った。