夏の夜間、灯火採集をおこなっていると、クワガタ以外にたくさんの昆虫に
だ出会うことができる。特にトラップ採集では自分の目の前にくるので
いろいろな珍客にもに出会うことができます。
初夏の灯火採集でまず印象深いものとして「オオミズアオ」がいます。
日本の蛾の中でも大型で明かりに飛来してくればすぐにわかります。
通常蛾といえば地味な色のものが多い中でこのオオミズアオはクリアーな
ペパーミントグリーンで、どこか妖艶な感じを受けます。
6月~7月によく見ることができます。
これが飛来してこないと、そのあとなぜかオオクワガタが飛来してこないことが
多いです。
8月の上旬、山でギーギーと日中鳴いている「エゾゼミ」
夜間気温が、高い日などは、複数飛来してきます。
灯火ではオスもメスも普通に飛来してきますが、
日中、大木の上の方にいるこのセミのメスは鳴かないので、
セミの採集家の間で珍品扱いされているそうです。
晩夏、南会津の駅の公衆トイレの壁にはりつく「トノサマバッタ」
最近、都心部ではあまり見かけなくなったので妙に懐かしかった。
明かりに飛来することは稀なような気がします。
コーラの自販機に飛来した「ミヤマカラスアゲハ」。
普通は蝶類が灯火に飛来することは珍しい。
やはり蛾とは違いその羽の美しさは夜間でもひときわ目立っていた。
山で日中、水溜りに舞う姿とは違い、なぜか動きが蛾のようだった。
以上今回は4種類紹介しました。
また機会あれば、第2弾をアップしたいと思います。