多少春らしくなってきたので、
屋外の物置で越冬させていたオオクワガタたちを
クワガタ部屋に移しました。
自分が飼っているオオクワガタは野外品が中心なのですが、
やはり数年経つ個体は年を越せなかったものがいました。
飼育の仕方にもよるのでしょうが、私のところでは
だいたい採集した時から2~3年といったところです。
個体差としてはやはり大型の♂が一番長く生きます。(交尾をさせない1頭飼い)
ところが、今年は冬を越せないなと思っていたメスが
今年もしっかり生きていたので驚きました。
そのメスは2008年の夏、山形県の灯火で採集した個体で
採集した翌年、産卵もしています。
我が家に来て4年近くも生きていることになります。
サイズも30ミリそこそこで大きくないのですが…。
私はこのメスをここまで生きてくれたのだから
この先も記録更新するように応援していこうと思いました。
ちなみに私の見解ではオオクワガタの寿命は野外においては
里山で越冬確率が60%、最高3年くらい
ブナ帯では越冬確率30%、最高2年くらいかなと
思っています。
どうしても冬の環境の厳しいブナ帯の方が越冬の生存率が
低くなるような気がします。