ここ数年、地方を中心に恐るべきスピードで
外灯のLED化が進んでいる。
国からもしくは県からの援助金が出ているからなのか?
特にオオクワガタの外灯採集できる地域でのLED化は
めざましく、以前のような採集はできなくなっている。
外灯廻りでクワガタが1番集まりやすいのが水銀灯
次に自販機などの蛍光灯、
そしてオレンジのナトリウム灯
という順になるが、これは紫外線の出る量に関係している。
LED灯はその紫外線量が非常に少ないためクワガタはおろか
他の昆虫もほとんど集まらない。
普通の人にとってはその方が外灯も汚れないしいいかもしれない。
しかし、我々虫屋さんにとって大きな問題です。
このLED化によってオオクワガタの産地ではちょっとした変化が
起きている。以前は全然オオクワガタなど採れなかった外灯で
オオクワガタが採れたりする。
これはLEDが増えたため残された水銀灯が絞られた結果
このようなことが起きていると考えます。
そのせいか今年は10年以上見続けて初めて採れたという外灯が
いくつか存在します。
みなさんも今までと若干目線を変えてみると今まで以上に
成果が出るのではと思います。